栄養で痛みを抑える

今日、病院を訪れる患者の最も多い理由は痛みだといわれます。

国民生活基礎調査(2019年厚生労働省)でも、自覚症状の中で訴えが多い割合は、男性では「腰痛」に次いで「肩こり」、女性では「肩こり」「腰痛」と続き、「手足の関節の痛み」が3番目です。

痛みそれ自体は不快なものですが、病気やケガによって体がダメージを負っていることを伝えるシグナルで生体防御反応の1つでもあります。

痛みを感じると痛みに興奮した抹消の神経から脳に刺激が上がってこれを認識しますが、脳では認識した痛みを緩和するためのシステムがあり、この刺激を抑えようとします(下降性疼痛抑制)
このとき、痛み抑制物質として、エンドルフィンエンケファリンなどの内因性オピオイドが作られ、痛み制御の役割を担っています。

オピオイドとは、モルヒネのように鎮痛作用を持つ、5~30のアミノ酸からなるペプチドの総称です(アミノ酸やペプチドは元はタンパク質)

因みに、鍼治療での鎮痛効果はこの下降性疼痛抑制を活性化させてエンドルフィンなどのオピオイドを誘発しているとされています。

また、痛みは炎症と密接な関係にあります。
体に炎症が起こると赤くなる、腫れる、熱を持つ、動かなくなる(機能喪失)、これに痛みが加わり5徴候が現れます。

炎症に伴う痛みの原因物質には、ブラジキニン、ヒスタミン、プロスタグランディン、過酸化脂質などがありますが、活性酸素と様々な点で結びつきます。炎症時は白血球が増え、細菌やウィルスを退治するために活性酸素が大量に発生します。さらに痛みはストレスの原因になりますので、抗ストレスホルモンが分泌されますが、実はこのホルモンを合成する際も分解する際にも活性酸素が発生します。

栄養で痛み対策
上記のように、痛みや炎症があると体内では活性酸素が大量に発生していることになります。
痛みや炎症を積極的に抑えるために活性酸素を除去する栄養素(ビタミンC・ビタミンE・CoQ10・植物性ポリフェノールなど)を摂ることが重要になります。そして、タンパク質は脳内鎮痛物質や皮膚や内臓、ホルモンや消化酵素に至るまでの材料ですので、痛みの抑制や傷の修復をする上で欠かせないとても大切な栄養素と言えます。




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