うつ病に鍼治療

社会が目まぐるしく変化し、複雑化する現代において精神的な緊張が高まり、ストレス・不安感・考え過ぎなどが長期間続く事によって、うつ症状やうつ病を発症するケースが多いようです。うつ病はめずらしいものではなく、日本では約10人に3~4人が経験すると言われています。そのため、今では誰でもうつ病になる可能性がある身近なものとなりました。

うつ病のはっきりとした原因は明らかになっていませんが、何らかの大きなストレスや、持続的なストレスがかかることがきっかけとなると言われています。

【うつ病の診断】

うつ病と診断される場合、下記のような質問内容が満たされた場合に診断されます。

以下の症状のうち、少なくとも1つある。
1.抑うつ気分
2.興味または喜びの喪失

さらに、以下の症状を併せて、合計で5つ以上が認められる。
3.食欲の減退あるいは増加、体重の減少あるいは増加
4.不眠あるいは睡眠過多
5.精神運動性の焦燥または制止(沈滞)
6.易疲労感または気力の減退
7.無価値感または過剰(不適切)な罪責感
8.思考力や集中力の減退または決断困難
9.死についての反復思考、自殺念慮、自殺企図

【うつ病の症状】

実際にご来院される方には、不眠、食欲不振、疲れやすい、首や肩のコリ、便秘、めまい、動悸、などを訴える傾向にあります。

【うつ病の鍼治療】

当院の治療の考え方は、東洋医学的な言い方をすると、「心身一如」。
ようは、心と体は繋がっているということです。心の病は体を治せば治り、その逆もしかりです。体の中で起きている体のアンバランスは人それぞれ違いますが、ほぼ共通して言えることは、首や肩のコリが強いということ。
鍼治療では、首や肩のコリを取り除くことを中心に、その他の症状にも東洋医学的な診断を用いて、頭部、手、足などに鍼をしてゆきます。

一般的にうつ病と診断されている方には、鎮痛効果や精神安定効果が認められている鍼灸治療が有効な場合が多いと考えます(うつに関して調査した93%の論文でうつの改善が報告されています)。
また、罹病年数による効果に差はありません。羅病年数の長さに関わらず利用できます。

病院で処方された薬を継続して、鍼治療は可能ですか?

基本的には、鍼治療と薬の服用の継続をお願いしています。すぐに中止してしまうと、薬の離脱作用によって、鍼治療の効果に不安を感じる方が多いからです。体の調子が良くなると薬の服用量が減る傾向があります。主治医の先生とご相談して頂きながら、薬の調整ができればと考えます。

何回程度行う必要がありますか?

効果がある鍼治療を行うには、治療回数は10回程度、治療期間は4~6週間位、治療頻度は毎日~週1回程度と考えてください。治療時間は約60分前後です。ただし、症状の程度により治療回数や治療時間は若干異なります。




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