肉離れや筋けいれんの治療

連日の猛暑日で室内・外問わず熱中症の危険性が叫ばれています。

特にスポーツをしていると日常生活よりも大量に汗をかき、脱水過度な体の深部体温の上昇が心配されます。
人の体の約60%は水分なので、脱水はとても深刻です。不足すると細胞レベルでの障害が生じ、全体重の2%の水分が失われた場合、喉の渇きを自覚するようになり、さらに水分が失われると食欲不振や疲れなどが生じ、5%で頭痛や吐き気、たちくらみ、ふらつきがみられ、10%に至るとけいれんや失神などの症状が現れます。
そうならないように汗などで失われた水分や電解質をしっかり補給して、体内水分を保持するように心がける必要があります。

まして、炎天下の中、運動をすることは脱水と筋肉の疲労で、筋肉の柔軟性の低下を引き起こし、肉離れ筋けいれんを起こしやすくなります。

筋けいれんとは?

脱水及び筋肉の柔軟性の低下によって引き起こされる筋肉の不随意的な筋肉の収縮をいいます。いわゆる「筋肉がつる」ことです。

肉離れとは?

筋肉(筋繊維)に無理な力がかかったせいで断裂してしまった状態の事。
重症度が、軽症(Ⅰ度)、中等症(Ⅱ度)、重症(Ⅲ度)の3つに分かれます。

I度:筋肉や筋膜、腱に損傷個所が見られず内出血をみられるもの。(出血型)

II度:筋肉や筋膜、腱に部分的な断裂が見られるもの。外見にあざのような所見あり。(筋腱移行部損傷型)

III度:筋肉や筋膜、腱が完全に断裂しているもの。外見にあざの所見があり、損傷個所も凹んでみえる。(筋腱付着部損傷型)

多くはI度のように軽度の症状であることが多く、人によっては整形外科にかからず自然と治そうとする方もいます。
ですが、痛みは消えても傷の治り方が悪く損傷部位が固く残って、肉離れを繰り返すことがあるので注意が必要です。

肉離れと筋けいれんの違い

筋けいれんはその名の通り筋肉が痙攣し、痛みが生じた状態を指します。肉離れと同様に下肢に起きやすいことから、肉離れと筋けいれんを混同する人もいます。
しかし、肉離れと筋けいれんは異なる症状です。
肉離れは筋肉に圧力がかかり、強く収縮したときに筋繊維の束が断裂することで発症します。一方、筋けいれんは筋繊維の束が強く収縮したままロックされ、足がつったような痛みを感じる状態を指します。肉離れと違い、筋繊維が断裂したわけではないため、短時間で痛みがなくなることが一般的です。

肉離れや筋けいれんのアイシング

これまでは、受傷直後に患部のアイシングや安静状態の保持などの応急処置を行うことが常識とされてきました。
ですが、今や怪我をしても積極的にアイシングをしないプロスポーツチームが増えていることは、ご存じでしょうか?

肉離れなどの初期の症状(内出血が起こっていて、腫れがひどいなど)ではアイシングなどで冷やすことが必要ですが、必要以上に冷やすことは筋肉を固くし血行が悪くなり、運動機能の低下につながります。
体の部位に関わらず、血行の悪くなった場所が正常に戻るには時間がかかります。
ですから冷やし過ぎることは回復を遅らせてしまうことになるのです。

事実、肉離れの後にアイシングを長くしている人ほど治りが遅いという傾向があります。

ただし冷やすことが適している場合もある

肉離れの初期に良く見られる「内出血」が起こっているような場合は、出血が炎症を持続させる働きがあるため、アイシングによって出血を抑えて血流を一時的に低下させ、過剰な炎症が起こらないようにする必要があります。
つまり、初期の内出血をおこしている状態は、冷やすことで痛みと炎症の持続時間を抑えるために必要ですが、何度も言うように、長く冷やし続けすぎてしまうことは回復のための血流の働きを妨げてしまうことになるということです。

アイシングは、冷やしすぎないことを前提として、長くて30分程度が目安です。

早期回復するための治療

安静にすることは決して悪い事ではありませんが、使わずに固定していた筋肉は衰え、硬化していきます。それによって肉離れをする前と同様に動けるようになるには、痛みが取れた後に一定期間のリハビリが必要になります。
そうなると、一般的に肉離れをしてから、リハビリ期間なども入れるとトータルで4週間~8週間くらいの時間をかけてやっと元の状態になるというのが通例です。
肉離れの治療は、初期の内出血が治まったら、患部の血行を良くすることで痛み物質を取り除き、栄養と酸素を送り届ける様にすることが大切です。

そのためには、適度な負荷を与えたり、軽く動かす事などで血行を促進していくことがとても効果的です。
当院の整体と鍼治療やカッピングのハイブリット施術を行うことで、通常は固定して回復するまで2~4週間かかるところが、軽傷だと1週間以内、長くても2週間程度で回復する傾向があります。

肉離れの対処法のコツは、内出血を抑えること、血行を促進すること

損傷してしまった筋線維の硬化を防ぐことで早期回復に期待が持てるアプローチをしていきます。また先述しましたが、肉離れは、初期の内出血が治まったら、今度は血行を良くすることで裂けてしまった患部に栄養と酸素を届ける様にすることが必要です。

肉離れに特化した治療(整体+鍼治療)
施術料  1回  8000円   8月1日~9月30日まで 3回で10000円(税込)
                 (データ収集および感想にご協力いただきます)

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