西洋医学との併用は大丈夫?
問題ありません。
症状や病状によって差はありますが、針灸との相乗効果がかなり認められています。本場の中国や台湾では中西総合病院と呼ばれる東洋医学と西洋医学を統合したスタイルが定着していますし、日本においても統合医療と称して西洋医学の現場に東洋医学がどんどん浸透してきています。
当院でも、患者様がどのような治療をされているかを把握しながら治療を進めてまいりますので、併用の際はお気軽にご相談下さい。お薬を服用中の方は、お薬の名称の分かるものをご用意ください。
針治療をするとクセになるというのは本当?
何をもってクセになると考えるかですが、不快になるような薬物的な常用性のある害や副作用はありません。
ただ、体に針で刺激(侵害刺激)を加えるということは、体の防御機構を活性化させます。
そうすると、いわゆる脳内麻薬と呼ばれる内因性オピオイドが脳内で放出されます。この内因性オピオイドというのは、β-エンドルフィンやアドレナリンといった鎮痛物質のことを指します。
特に、脳内麻薬であるβ-エンドルフィンの鎮痛効果はモルヒネの数倍と言われており、同時に多幸感をともないます。
このような理由からクセになるのでは?と考える人がいると思われます。
因みに、体を酷使するアスリートや格闘家は日々ハードなトレーニングを積んでいるため日常的にβ-エンドルフィンなどのエンドルフィンが一般人よりも多く出ているといわれています。
当院には、鍼治療の鎮痛効果による痛みやストレスからの開放感を好んで定期的に治療にお越しになる方はいらっしゃいます。
ですが、鍼灸治療によってクセになるような常用性の害や副作用は決してありません。
治療間隔、通院期間はどのぐらい?
症状によって異なりますが、急性または慢性の症状を早期に治したい場合は、間隔をあまり空けずに治療を加えた方が効果的です。難病や慢性疾患の場合は週2~3回、健康管理や病気の予防などの場合は月1~2回が目安です。
早期の回復をめざして、疾患・症状によって治療のペースや回数などご提案致します。
治療時間はどのぐらい?
症状や治療法によって異なるので一概には言えませんが、1回1時間以内を目安として下さい。
(初回はカウンセリングがありますので、施術の前に15分~20分ほどお時間をいただきます)※お時間が無い場合は、ご都合に合わせて時間を調整して治療をすることも可能ですので、ご希望の際はご相談ください。
針治療で美肌やアンチエイジングなどの効果が得られるって本当?
本当です。
加齢や生活習慣の乱れによる老化現象の下り坂を緩やかにしてゆきます。できてしまった顔のシワ・たるみ・法令線などの改善やリフトアップの効果はその場で感じていただくことができると思います。
体調の改善とともに行うことが重要になります。どんな症状に効くの?慢性的な症状にしか効果はないの?
針は肩こりや腰痛、リュウマチや神経痛など、筋肉や関節の痛みや緊張等に効くものといったイメージがありますが、急性の頭痛や腹痛、歯痛、顔面神経麻痺などにも対応が可能です。
当院で取り入れている『董氏楊氏奇穴』という治療法は痛みを取り除くことを特に得意としております。
他にも慢性的な症状のアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などの疾患、婦人科系の症状や不妊症などにも対応できますのでお気軽にご相談下さい。そもそも病名とは人間が作ったものです。検査をして「この数値を超えたら○○だ」とか「これらの7つの症状のうち4つが当てはまったら○○だ」等々… 針治療では、病名にとらわれずどのような時にでも効果を出していくことができます。
針が合わないという場合もある?
稀に体質や治療法との相性によって合わないという場合もあるようですが、当院では一人ひとりの患者様の状態に合わせて調整いたしますので、どのような方にでも効果を出していけると自負しております。
どうしても針が苦手という方には、手技療法(整体)にて対応いたします。針で病気が感染することはないの?
針からのエイズや肝炎の感染を心配される方もいらっしゃいますが、使い捨て針(ディスポ-サブル針)を使用しておりますので、安心して治療をお受け下さい。
お灸は熱くないの?跡にならないの?
当院で行うお灸の施術は、枡灸や箱灸、台座灸などの間接灸や灸頭針と言う針の上でお灸をするというものを使いますので、熱いというより暖かくて心地良いと感じる程度の温度です。また、跡が残ることはありません。
他の治療院で治療を受けた時にヒドイ疲れや痛みが強くなった経験があるのですが、そちらの針灸院ではこのようなことがありますか?
それは免減反応や好転反応と言われるものですね。
針灸治療で自然治癒力を活性化させ、お体のを改善させていく過程で
起こると言われています(もちろん他の療法でも起こる可能性はあります)主な原因としては、必要以上の刺激を体が受けることで急激な新陳代謝が起こり、
それに伴う貧血や血糖値の急激な低下が原因と言われています。他にも体が熱っぽく感じられたり、胃酸が多く分泌され吐き気や不快感を感じたり、
尿の色が濃くなったり匂いが強くなったりすることもあります。当院の針治療は、お体の状態に合わせるのはもちろん、基本的な鍼治療においても
多くの針を使用しませんので、つらい好転反応が起きることはほぼありません。どうぞリラックスして施術をお受けください。
回数券に有効期限はありますか?
当院の回数券には、治療割引回数券と美容鍼灸割引回数券の2種類を
ご用意しておりますが、これらの割引回数券には有効期限を設けております。有効期限は90日です。
但し、購入後6ヶ月以内であれば、3千円で回数券のご利用期間を60日復活させる
ことができます(6ヶ月以降は回数券の復活はできません)また、回数券のご利用はご本人様のみとし、ご家族・ご友人との共用はできませんのでご了承ください。
お灸は熱くない?お灸にはどんな効果がありますか?
初めて針灸治療を受けられる方にご質問いただくことが多いですが、お灸の施術では心地の良い温かさを感じていただけると思います。
お灸とはツボや症状のあるところにヨモギから作ったもぐさを使い、燃やします。
その温熱効果で体のお悩みにアプローチする施術です。
お灸の効能というと、- 消炎作用(関節炎・腱鞘炎などの炎症を抑える)
- 疲労回復
- 冷えの軽減
- 内臓機能の調整
- 婦人科疾患
- 逆子
- 麻痺や痺れの改善
などが挙げられ、温熱効果による細胞や巡りの活性などお悩みの患部の機能活性が見込めます。
また、お灸の熱さですが、直接灸と言われる肌に直に乗せるお灸ですと熱源が近いので熱く感じやすいですが、間接灸といわれる台座の上にもぐさが乗っていて直に熱源が触れないお灸は、それほど熱く感じません。
むしろ心地よい温かさが感じられるはずです。(台座灸)
当院でのお灸の施術は間接灸を採用していますので、直接火に触れず、火傷の心配がない安心感からか、皆様にお灸の心地よい温かさでリラックスしていただいております。
(箱灸)
お灸の熱エネルギーには、鍼や他の施術にはない
細胞を元気にさせる素晴らしい効果があります。
体を温める、冷やさないことは、体にとって
多くのメリットをもたらします。ご安心してお灸の施術を受けてくださればと思います。
鍼治療はなぜ効くのですか?
鍼灸の効果の研究は、各地にある研究所、医療機関、鍼灸大学、短期大学などで意欲的に進められておりますが、
総合的には、鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用し、その結果として中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、
血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、その結果、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのでは
ないかと考えられています。また、古来より認められている鎮痛効果の解明も次のような諸説があります。
- ゲートコントロール…針刺激が脊髄において痛みを抑制する。
- エンドルフィン…針刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制する。
- 末梢神経の遮断効果…針刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断する。
- 経穴(ツボ)の針刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果。
- 血液循環の改善…筋肉の緊張をゆるめ血行状態を良くする。
例えば体のどこかに激しい痛みがある場合、自律神経の交感神経系が過剰に緊張し末梢の血管を強く収縮させます。
それと同時に、運動神経系も興奮させますので筋肉は硬くなり、血管を圧迫し、血行を悪化させます。そうなると、
発痛物質などの代謝産物が痛みの局所に集まるので、さらに痛みを増強させることになります。これが、いわゆる「痛みの悪循環」と呼ばれる現象です。鍼治療はこの悪循環を断ち切り、鍼刺激により内在性の鎮痛系を活性化させると共に筋肉の緊張を緩め、
血行を増加させます。また、鍼は痛みに対する効果だけではなく、自律神経が支配する胃、腸、膀胱などの内臓や血圧などに対しても、
中枢神経系や脊髄を介して反射性に機能を調整する作用があります。古来、「足三里(あしさんり)」の灸は胃腸の調子を整える効果があるとされてきましたが、そのことがヒトや動物の実験で明らかにされつつあります。さらに免疫系や内分泌系(ホルモン)への効果もあります。例えば生体防御を司るNK細胞(侵入した異物や体内に発生した異物を処理し、敵から体を守る細胞)の働きが、鍼や灸で活発になるといわれています。このように鍼灸は身体をいい状態に保つ様々な調整系の働きを賦活することは間違いないようです。
健康保険は使えますか?
当院は自費診療となっておりますので、健康保険はお使いいただけません。
ですが、当院発行の領収書は医療費控除の対象となります。詳しくはこちらをご参考にしてください。
国税庁 「医療費控除の対象となる医療費について」
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1122.htm薬アレルギーですが、針灸は受けても大丈夫ですか?
全く心配ありません。
お薬を服用できない方、逆に多くのお薬を服用されていることに不安を感じている方にこそ、
針灸治療を受けていただければと思います。針で病気が感染することはないの?
当院では皆様に安心して治療を受けて頂くために、施術者の手指や刺鍼部位の消毒には細心の注意をはらっています。
針は痛くないの?
一般的に針と聞くと注射針や縫い針のようなものが連想されがちですが、針治療に使う針は髪の毛ほどの太さしかなく、また体質などにも応じて針の太さや刺激を調節して治療を行いますのでご安心下さい。
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