立川市にお住まいの円形脱毛症でお悩みの方の鍼治療

円形脱毛症は、人口の0.1~0.2%に発生すると言われ、一生のうちに円形脱毛症になる確率は1.7%と報告されています。
男女差なく全年齢層に発症すると言われています。
この中には、脱毛斑が1個だけの単発型から頭髪全体あるいは全身の毛が脱落してしまうような重症型までのあらゆるタイプの症状が含まれます。

症例を出すことを了承下くださったこの方は40代男性で、数年前に円形脱毛症を発症し、その時は自然に治ったが、今回は3ヶ月しても治らないので心配になったとのこと。この3ヶ月は服薬や病院へは行ってないが、育毛剤(外用薬)は使っている。
お腹の調子が悪く、下痢や便秘を繰り返す。ストレスの多い仕事のため1日中緊張している感じがするとのこと。前は自然に治ったので、今回もなるべく服薬なしで治せたらと思いご来院。
1回目2回目も多発型脱毛症(脱毛部が複数点在している脱毛)。
鍼治療は腰痛があった時に経験している。

お腹の調子と脱毛の関係

まずはじめにカウンセリングで食事や睡眠など普段の日常生活を伺っていきます。
この方は、仕事が長時間で頭脳労働が多く、1日椅子に座っていることも多いそう。
食事は不規則で朝は基本食べない、昼は外食かコンビニ弁当、夜はスーパーのお惣菜とお酒。
やせ型で色白。運動は家で自重トレーニングか今流行りのトレーニングジムに入会したが、行けてない。

まず西洋医学的には円形脱毛症は自己免疫疾患の色合いが強いこと、東洋医学的には気・血・水の流れや量が必要なこと、特に腸の調子の改善が必須なこと、をお伝えしました。

腸は栄養の吸収と排泄に重要な臓器で、栄養を吸収し血を生み出し、頭皮の厚さや張りを健やか保ち発毛を促します。
また、中国医学では「髪は血の余り」と言われており、体内に血が充分にあれば、その余った血で髪を滋養・成長させることができると考えられています。
また、便秘など排泄が不安定な状態は、「瘀血」(血の巡りが悪くなる)の温床になります。
それに腸は免疫系にも重要な臓器なので、腸を整えることは西洋医学的にも東洋医学的にも大事であると言えるでしょう。

事実、発毛・育毛を希望されてご来院される方には、腸の不調やアレルギー性疾患などにお悩みの方が多くいらっしゃいます

治療は鍼、温熱、光線

治療は体調を整える鍼治療、頭への鍼治療、温熱療法、光線療法を適宜組み合わせて行います。
治療効果が現れるのには個人差がありますが、治療開始からおおよそ3ヶ月くらいが平均ですが、この方は2ヶ月目に発毛の兆しがありました。

この間に体調が上向き、お腹の調子も整いはじめました。食事を見直し、働き方も少し変えたようです。
まだ治療継続中ですが、これからどんどん毛量・長さ・太さが充実してくると思います。

治療の頻度は?

治療頻度の目安は、最初の3ヶ月は週1回、その後は10日~2週に1回くらいが、効果が出やすいようです
この方は、最初の1ヶ月は週に2回の治療を受けられておりました。

発毛治療は早い方がいい

毛周期(ヘアーサイクル)は一生のうちに40回(文献によっては20回とも)起きると言われています。
髪の成長期(髪の毛が伸びる時期)は2~6年です。これは健康的に毛周期が回っていて成長期が2~6年です。

そして、髪の成長期は体調や生活習慣に大きく左右されます。
今回、ご好意で例に挙げさせていただいた方も最初の脱毛の段階では、まだ血や体のエネルギーが損なわれてはいなかったのかもしれないですが、2回目の脱毛時には回復出来るだけの体調と血やエネルギーが足りない状態だったと思われます。
ですが、生活習慣の見直しと体調を整えたら、脱毛の改善が見られました。

やはり自然な発毛には、頭皮の血流と体を整えることが大切ですね。

 




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