5月になり徐々に暖かくなってきましたね。
治療院の藤の花も今年は綺麗に咲きました。
落ちた花も綺麗です。
5月といえば花が綺麗ですが、季節の変わり目の寒暖差や新年度・新学期のストレスなどにより
自律神経の不調や耳の不具合を訴える方が多いです。
僕の経験則で言えば、5月と9月下旬から10月にかけて耳の不調を感じる人が増えるように感じます。
耳の症状とは、主に耳鳴り・難聴・めまいなどです。
原因は、
1.多忙な仕事や新しい生活環境によるストレス
2.低気圧や寒暖差に体がついていけない
などの理由により、自律神経が不調になり内耳のリンパ液の調節がうまく行かなくなるからと考えられています。
その他には季節問わず、女性ホルモンのアンバランスで自律神経の不調が誘発され、内耳の機能に影響がでること(更年期前後の40~60歳代の女性の耳の不調の有病率は10万人当たり約16人)やリモートワークの普及によってイヤホンやヘッドホンを使う機会が増え、耳への負担が増えていることも影響していると思われます。
最近の研究では、脱水や塩分の摂り過ぎも影響していると言われています。
耳の症状に対する治療
病院では一般的にステロイド・利尿剤・ビタミンB12などを中心に治療が行われています。
当院にお越しになった女性も病院の治療を受けながら鍼治療も進めていきました。
鍼治療は耳の症状の緩和と体力回復を指標に鍼と温熱刺激と光線療法を合わせて治療しました。
鍼治療の回数は、症状によりますが、5回で良くなる人もいれば、良くなったり悪くなったりを繰り返し長く治療を続ける人もいます。
しかし、鍼治療を受けられた人は、症状が良くなる人が多いと言う実感はあります。
耳の調子が悪く感じたら早めの受診を
耳の症状は、内耳の中にある「有毛細胞」と呼ばれる部分がダメージを受けるにつれて、聞こえづらいなど症状が悪化します。
有毛細胞は、音の振動をキャッチして電気信号に変えて脳へ送る役割をしています。
一度壊れてしまうと再生できないので、壊れる前に治療を開始することが大切です。
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