秋冬は日照時間が短く、体内で作られるビタミンD量が少なくなります。
ビタミンDには、骨の生育に必須な血中のカルシウム濃度を高める作用や
腱や靭帯などの軟部組織の石灰化を防ぐ働きの他に、免疫力を高め、さまざまな疾患の
予防効果があることで知られています。
最近の研究では、新型コロナに感染された方の75%にビタミンD欠乏があった
という発表もありました。
(Clin Nutr. 2020 Nov2;S02615614(20)30601-4)
ビタミンDが不足すると骨粗鬆症などの骨に関する症状や風邪などのウィルス性疾患、
癌、歯周病、高血圧、冬季うつなどにかかる可能性が高まります。
厚生労働省では、成人の1日のビタミンDの摂取目安量は、上限2000IUを推奨していますが、
最新の栄養学では5000~10000IU/日必要だと言われています。
この量は日照時間の長い夏ならば日差しを浴びればある程度賄える量ですが、
日差しの少ない秋や冬は外の日差しだけでは難しくなります。
また、食事だけではこの量を取り入れることは非常に難しいです。
ビタミンDの単位はμg(マイクログラム)とIU(インターナショナルユニット)で
表示されます。1μgは40IUです。
卵黄1つにビタミンDは6μgですので、240IUとなります。
厚労省が発表しているビタミンDの上限が2000IU/日ですので卵を何個食べれば
良いでしょう?他の食材と合わせても食事だけでは限界がありそうです。
となるとサプリメントでの摂取が重要となります。
私は毎日他のサプリと併せてビタミンDを10000IU~15000IU摂っています。
これによる副作用や過剰症はないばかりか、ここ数年は風邪やインフルエンザにかかっていません。
サプリメントだとこの量は1日2~3粒です。
寝起きがすっきりしない、免疫力を高めたい、血圧を下げたいとお考えの方には
ビタミンDの摂取量を考えてみてはいかがでしょうか?
もしサプリで摂るなら「D3」がおすすめです。
すでに体調が思わしくない方は、鍼治療との併用が効果を引き上げてくれますよ。
サプリメントにご興味のある方には、症状に合わせてアドバイスも行っております。
※当院ではサプリメントの販売は行っておりません。
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