足首捻挫への鍼治療~ケガからの回復で大切なこと~

こんにちは。
よねなが治療院の米永です。

当院で行っている董氏楊氏奇穴による治療の一例をご紹介します。

10代 女性 学生

通学中に階段から足を踏み外し、右足首を捻ってしまった。
友人に肩を借りなんとか学校に着いたが、ズキズキとした

痛みとともに腫れが酷くなってきたので保健室でシップ剤を
もらい授業を受ける。
放課後、痛みが引かないので部活を休み来院。

3日後に部活のイベントがあり、何とか参加したいとのこと。
早急に痛みと腫れを少なくしたいということで、3日連続の
治療となった。

1日目
頭に2本、手に2本
鍼をして寝ること30分、痛みは10→2
テーピングをしてセルフケア指導を行い終了。

2日目
痛みはやや残っているが、動く範囲は昨日よりだいぶ広がった。

治療は、頭に2本、指に2本、下腿に2本
鍼をして寝ること30分、痛みはほぼなし。動きも軽い。
テーピングをして終了。

3日目
痛みなし。足首の腫れは落ち着いているもののまだ残るので、
可動範囲が狭い。

頭に1本、手に1本、前腕に2本、下腿に2本
鍼をして寝ること30分、動きは昨日よりも軽く、動かしやすい。
足部の背屈動作のストレッチをしても痛まない。

イベントには参加することができたとのこと。

今回のケースは、捻挫の損傷度合いが恐らくⅠ度と比較的軽傷
であったため、早期の回復を可能にできたものと思われる。
基本的には、治療しつつ安静が必須となります。

鍼治療は捻挫の回復を早め、痛みを鎮めますが、痛くないから
もう動いて大丈夫という訳にはいきません。
体の組織損傷の程度に見合った運動が必要です。

早期に痛みを引かせ、あせらず体と向き合うことが実は回復の近道かもしれません。

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